北欧神話

北欧神話の神々 ユミル【原初の巨人】

投稿日:2017年4月12日 更新日:


原初の巨人であるユミルの死により天地創造が開始されます。

また、神々と巨人族との長い長い遺恨はこの時代に始まります。

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ユミル誕生

霧の巨人ユミルは、北欧神話において最初に誕生した生命です。

「古エッダ」の創世神話によると、「天も大地も存在ない、ギンヌンガガプという大きく口を開いた空虚だけの状態」が世界の始まりです。

その後に、ギンヌンガガプの北にニヴルヘイムという氷の世界ができ、南にはムスペルヘイムという炎の世界ができます。

そして、北のニヴルヘイムから飛んできた冷気が、南のムスペルヘイムの熱風により溶け、しずくとなりました。

それから、このしずくに生命が宿って誕生したのがユミルというわけです。

ユミル成長

Wikipedia – アウドムラの乳を飲むユミル。

このしずくから生まれたのはユミルだけではなく、その次に、雌牛アウドムラが生命を受けました。

そして、このアウドムラから出る乳を飲んでユミルは成長していくのです。

また、霜の固まった氷をなめてアウドムラは成長していきました。

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神々と巨人の誕生

両性具有のユミルは、自分自身だけで巨人を次々と生み出していきました。

一方、なめていた氷からアウドムラは北欧神話における神々の始祖であるブーリを生み出します。

息子であるボルをブーリは生み、霧の巨人族の女とボルはいたして3人の息子を持つに至りました。

そして、この3人兄弟の長男が、北欧神話における主神となるオーディンなのです。

ユミルの死、そして・・・・・・

原初の巨人ユミル。のちに死んでしまい、その体からは世界を構成するのに必要なさまざまなものが生み出されます。

どういうことか?

霜の巨人族は、成長したオーディンとその兄弟により戦いを挑まれます。そして、ユミルは殺されてしまいます。

このときに、ユミルの死体の各部分が天や大地となり、世界を形作っていくのでした。

ユミルの死体から

さて、ユミルの死体からはどんなものが生み出されてのでしょうか?

  • 頭蓋骨→天空
  • 脳→雲
  • まつげ→ミズガルズの要塞
  • 髪→樹木
  • 砕けた骨・歯→瓦礫・小石
  • 肉→大地
  • 骨→岩
  • 血液→海
  • うじ→小人族ドヴェルグ
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