仏教

「釜堀浩元師」堂入りの行を終えて当行満阿闍梨へ

投稿日:2015年10月21日 更新日:


2015年10月21日未明、釜堀浩元さんが堂入りの行を終了しました。これは、戦後から数えても13人しかいない偉業です。

1974年福岡県生まれで、1991年に釜堀さんは出家しました。現在は、天台宗延暦寺善住院で住職を務めています。

そして、2011年3月から「千日回峰行」に挑んできました。堂入りの行は千日回峰行の途中にある修行のことです。

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7年に渡る己との闘い「千日回峰行」

堂入りの行とは、千日回峰行の修行のひとつであります。では、千日回峰行とは何なのでしょうか? ここでは少しそのことについて説明をします。

千日回峰行とは、

千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)とは、滋賀県と京都府にまたがる比叡山山内で行われる、天台宗の回峰行の1つ。

出典:Wikipedia

つまり、天台宗の修行者が比叡山内を歩き回りながら行う修行のことです。その修行は7年間にもわたり途中で投げ出すことはできません。軽々しく挑戦して投げ出さないように、千日回峰行の修行者は短刀とひもを携帯しています。これは、修行が途中で続けられなくなった時の自殺用だと言われています。

下記が千日回峰行の日程になります。釜堀さんが終えた堂入りの行は5年間で合計700日間の修行を終えた後に9日間行われます。

  • 1~3年目 毎年100日間、一日30キロを回峰する
  • 4~5年目 毎年200日間、一日30キロを回峰する
  • 合計700日の修行後に9日間「堂入りの行」を行う
  • 6年目 100日間、一日60キロを回峰する
  • 7年目前半 100日間、一日84キロを回峰する
  • 7年目後半 100日間、一日30キロを回峰する

9日間の荒行「堂入りの行」

700日間の修行を終えた釜堀さんは、2015年10月13日に堂入りの行を開始しました。修行は9日間にわたり、その間、断食・断水・不眠・不臥で不動真言を釜堀さんは唱え続けました。

2015年10月21日午前1時53分に多数の信徒が見守る中を鐘の音とともに比叡山延暦寺の明王堂を出てきました。

その様子は修行の過酷さを語っているようでした。両脇を抱えられながら、その顔と体には疲労感を漂わせて、杖をつき、一歩一歩踏みしめるように大地を歩いていました。

「堂入りの行」を終えて、釜堀さんは「当行満阿闍梨(とうぎょ うまんあじゃり)」となりました。当行満阿闍梨とは不動明王の化身のことです。まさに、この苛烈な修行を終えたものにふさわしい呼称だと思います。

険しき千日回峰行者への道

この修行ですべて終わりではありません。あと、2年間続きます。

・・・・・・、応援しています。頑張ってください。

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