政治

「安保法案」国会前反対デモについて

投稿日:2015年9月10日 更新日:


2015年8月30日に、東京永田町の国会議事堂前労働組合や市民団体が主催した安保法案反対の大規模集会が開かれた。例え愚かだとしても民主主義下ではこの集会自体は問題ではない。ここで問題なのは、主催者側が集会の参加人数を誇張し、安保法案に反対するメディアがこれを信じて(あるいは利用して)、安保法案反対を広めるための根拠としたことである。

主催者側はこの集会の参加人数を12万人と発表した。しかしながら、警備を担当した警視庁は3万3000人と発表した。その差は実に3~4倍くらいある。要するにこれは、宣伝広告なのである。多いものを少なくする、少ないものを多くするといった意図的なデータの改ざんを行い、自分たちの信じるものに人々を誘導するといった類の宣伝広告と思われる。彼らは安保法案反対を主張し、一部根拠のない事実によって世論を操作しようとしたのである。

さらに問題なのは、メディアである。メディアには少なくとも事実に基づいて記事を記述する義務がある。それにもかかわらず、特定の目的を持っている集団が出した数字をそのまま使用するのは、メディアの信用問題に関わるし、読者に損害を与えている。

では、情報を改ざんして宣伝しようとする勢力とそれを鵜呑みにして(あるいは利用して)発信しようとする勢力がいる中で我々はどうすべきなのか? これはもう目を養うしかないのではないかと思う。そのメディアは右派なのか左派なのか。その記事を書いている人はどのような経歴でどのような思想を持っているのか。彼らは何を根拠に何を目的に何を伝えようとしているのか? そして、重要なことは言論人でまともなことを言っている人を複数人見つけておくことだ。

情報は恐ろしいものである。正しく読み・理解する方法を身に着けておかないと、誰かの思惑道理に一生踊らされることになってしまう。情報を自分たちの思い通りに改ざん・利用し、人々を操る輩はおそらく消えることはない。だからこそ、自分の身を守る方法を取得しなくてはならないのだ。

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